PlayStation MobileがAndroid 4.4.3以降サポート打ち切り、終了へ
ソニーが、PlayStation MobileのサポートをAndroid 4.4.3以降行わないと発表した。つまり、今後発売されるスマートフォンには対応しないということで、実質サービス終了となる。
元々、Xperia Playユーザーでもほとんど使っていなかったであろう「PlayStation Mobile」が終了しても実害はほぼないんですが、それでもPlayStation Mobileが発表された時は「全てのスマートフォンがPSPになる」という夢のような企画だったはず。
計画がうまくいかなかったのは、多くは「ゲームソフト」面での失敗だと思う。
ゲームソフトを動かすには低すぎるスペック
ここは仕方ないところでもあるが、2011年末はストレージは1GB未満、CPUもシングルコア、RAMは512MB程度が主流だった。発売当時のスマートフォンが、現在のようにクアッドコアにRAMが3GBという「ちょっとしたノートPCクラス」の性能があったなら、また違った展開になっていたのかもしれない。
少なすぎるゲーム数
初代PlayStationが出来るというふれこみだったのに、実際に配信されたゲームはソニーが開発したいくつかのゲームだけ。当時はスマートフォンアプリがどれだけ伸びるのか?といういわば「様子見時期」だっただけに、ゲーム開発業者を取り込めなかったのだろう。
また、タッチ操作で簡単に遊べるスマホゲームと違って、コントローラーを前提にしたゲームをスマートフォンに移植したとして、どれだけ遊べるのかという問題もあった。LRボタンを駆使するようなゲームはタッチ画面には向いていない。
中途半端な戦略
それでも、スマートフォン向けゲームよりも圧倒的に多くの「PlayStaionゲーム」という資産を持っていたのは、当時にすれば相当な武器だったはず。それでもソニーがスマートフォンゲームで勝てなかったのは、「中途半端」だったからだろう。
おそらくスマートフォンを製造する「ソニーエリクソン」、PSPなどのゲームを開発販売する「ソニーコンピュータエンターテイメント(SCE)」、親会社としての「ソニー」の思惑が噛み合なかったのだろう。
親会社としての「ソニー」はどこへ向かうのかわからず、SCEはゲーム機のマーケットを守りたい。ソニーエリクソンはスマートフォンというこれから伸びる市場で「強み」が欲しい。こうしたそれぞれの思惑が見事に「マッチしなかった」ことが原因なのかもしれない。
ゲームユーザーからしたら、Xperia Playの後継機種などは欲しい端末なはずなんだけど、この状況ではそれも望めないかもしれない。そもそも、PS4もPS VITAも苦戦しているSCEがゲームソフト面で協力しないだろうから収益的には厳しいか。
こうなったら、スマホと合体する形のコントローラーと最新スマホを組み合わせるのがベストになるのか。それともNVIDIA Shieldか。
いつでも「シャコっと」開いてゲームが出来るのが、Xperia Playの良さなんだけどなぁ。